「ご当地ヒーロー」アジアに輸出 “正義の味方”育てます


この記事を書いた人 新里 哲

 「琉神マブヤー」を企画する南西産業(豊見城市)は7日、東北地方のご当地ヒーロー「東北合神ミライガー」を運営する正義の味方(秋田県)などとの共同出資で、東南アジア諸国連合(ASEAN)でヒーローキャラクターをプロデュースする「カレッジフォース」を豊見城市内に設立した。琉神マブヤーなどのビジネスモデルを参考に、今後10年でアジア10カ国に“ご当地ヒーロー”を誕生させる。

東南アジアでヒーローキャラクターのプロデュースを企画する「カレッジフォース」の畠中敏成会長(右から3人目)と吉田就彦社長(左から3人目)。タイでプロデュースしている「ミライガーT1」(左から4人目)と琉神マブヤー(同5人目)がポーズを決める=7日、県庁

 カレッジ社の畠中敏成会長(南西産業社長)と吉田就彦社長らが県庁で設立を発表した。正義の味方の海外事業「ワールド・ミライガー・プロジェクト」が昨年11月からタイで「ミライガーT1」をテレビ放送しており、これを継承する形で各国に事業を展開していく。

 沖縄を題材にした琉神マブヤーとのコラボレーションに加え、日本各地のご当地ヒーローの既存コンテンツの配信も検討する。

 カレッジ社は沖縄や秋田、東京のコンテンツ制作会社などが共同出資で設立。資本金は2千万円で豊見城市に本社、東京に支社を構える。

英文へ→“With success of Okinawan hero Ryujin Mabuyer, more Asian heroes to come