春の海、シャチ悠々 久米島沖 群れ確認


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久米島沖で確認されたシャチ。群れで約1時間にわたり泳いでいた=5日午前10時ごろ、久米島の北東1.5キロの海域(川本剛志さん提供)

 久米島の北東約1・5キロの海域で5日午前、シャチ約7頭が泳ぐ姿が確認された。午前9時15分から10時半ごろまで姿を見せ、ホエールウオッチングで訪れていた人々を喜ばせた。

 シャチはクジラ目マイルカ科に属し、ハクジラの一種。黒と白に分かれた体色や、最長で2メートルにも及ぶ背びれが特徴とされる。久米島町のダイビングショップ「ダイブ・エスティバン」を経営する川本剛志さん(51)が群れを撮影した。

 川本さんによると、オスが目測で体長約5メートル、メスが約3メートルだったという。川本さんは「まさかシャチの群れを見ることができるとは思わず、驚いた。お客さんも喜んでいた」と話した。