初夏を彩る第43回那覇ハーリー(同実行委員会主催)が3日、那覇市の那覇港新港ふ頭で始まり、中学生と一般の部で熱い競漕(きょうそう)が繰り広げられた。
レース開始直後から断続的に雨が降り、岸壁には傘の花が咲いた。中学生の部には、那覇市内17校から男女計36チームが参加。「優勝するぞー」「おー!」と、気合十分で爬竜船(はりゅうせん)に乗り込んだ子どもたちは、仲間や先生の声援を受け、懸命にかいをこいだ。中学生の部での優勝は、男子が古蔵中B、女子が寄宮中だった。
レースを終え、仲間にハイタッチで迎えられた松城中学3年の新垣紫音(しおん)さん(15)は「めっちゃ気持ちいい。練習の時からとにかく声を合わせてこごう、と言ってました。このメンバーで乗れて良かった」と話した。5日までの期間中、お笑いや音楽ライブ、花火などが予定されている。