【うるま】第107回春の全島闘牛大会(主催・県闘牛組合連合会、共催・琉球新報社)が14日、うるま市石川の多目的ドームで開かれた。沖縄県内19闘牛組合から選抜された総勢24頭の優秀牛が勇猛果敢な戦いを繰り広げ、会場を盛り上げた。3大タイトルマッチのうち全島一(無差別級)では、仲村(自)元帥が王者伊良皆圧送大進撃を下し、全島一の称号を手にした。中量級(970キロ以下)では辺土名牛(志)が13連続防衛の絶対王者闘将ハヤテを撃破し、新王者に輝いた。軽量級(850キロ以下)は琉神一輝が初防衛に成功した。会場に詰め掛けた約4千人の闘牛ファンが、豪牛同士の戦いに熱い視線を送った。
沖縄全島一を決めるシーの一番(無差別級)は最重量の1150キロを誇る仲村(自)元帥が序盤から、1050キロの王者伊良皆圧送大進撃に圧力をかけて13分14秒で勝利した。
中量級は6歳の若手ホープ辺土名牛(志)が闘将ハヤテに果敢に挑み、19分26秒の激闘の末、勝利した。
軽量級は琉神一輝が21秒で勝利し、入れ替わりが激しい軽量級でも2年ぶりとなる初防衛に成功した。