きらり 超早場米 石垣で収穫始まる


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収穫期を迎え、機械で次々と刈り取られる石垣島の超早場米=1日、石垣市名蔵の水田

 【石垣】沖縄県内一の米どころ、石垣島で超早場米の収穫が始まっている。石垣市登野城の農家大浜博彦さん(82)の同市名蔵の水田では1日、実の重さで穂先が垂れた黄金色の稲穂が、機械で次々に刈り取られた。

 温暖な気候を利用した二期作が主流の八重山地方。JAおきなわ八重山地区営農振興センターによると、一期目の刈り取りは2~3月の低温と日照不足が響き、例年より1週間から10日ほど遅れているという。石垣島と西表島での収穫は5月29日に始まり、7月上旬ごろまで続く見通し。

 9日には石垣島での販売が開始され、本島でも6月中旬には流通が始まるという。

 大浜さんは「収穫は遅れたが豊作で、良い米が育った。非常においしいので、たくさん食べてほしい」と語った。