比嘉大吾「第二の故郷」に錦 宮古島で凱旋パレード


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約3千人の市民の声援を受け、凱旋パレードをするWBCフライ級王者の比嘉大吾(右)と具志堅用高会長(左)=11日、宮古島市の西里大通り(梅田正覚撮影)

 【宮古島】世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王者の比嘉大吾(21)=白井・具志堅スポーツジム、浦添市出身=が11日、「第二の故郷」と公言する宮古島市に凱旋(がいせん)した。比嘉は宮古工業高校でボクシングを始めたこともあり、比嘉にとって宮古島市はボクサー人生の原点。偉業をたたえようと、市平良の西里大通りでは凱旋パレードが開かれた。具志堅用高会長と共にオープンカーに乗った比嘉を一目見ようと、約3千人(主催者発表)が駆け付け、通りは一時騒然となった。市内一の繁華街は“比嘉大吾一色”に染まった。

 パレード後に催された市民報告会で比嘉は「連続KO記録や将来的な統一戦を『アララガマ魂』で目指したい」と述べ、会場を沸かせた。具志堅会長は「今秋に初防衛戦をやる」と明言。その上で「いつか宮古や沖縄で試合をやりたい」と意欲を見せた。