基地巡る問題、笑いに 琉球新報新ホールで「お笑い米軍基地」公演


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臓器の状態を県内選挙の結果に例え笑いを誘ったコント「病院」=9日、那覇市泉崎の琉球新報ホール

 演芸集団FEC25周年記念「基地を笑え!お笑い米軍基地14~本島縦断オール新作ツアー~」が9日、那覇市の琉球新報ホールで上演された。小波津正光さんらFEC所属芸人が、米軍基地や時事問題を取り入れた新作コント12本で約600人の観客を爆笑させた。

 コントは全てフィクションだが、実在の人物を思わせる芸人や出来事が登場するたび、笑いが起きた。「金の斧(おの)、銀の斧」と題したコントでは、池に斧を落とした正直者に「臭い泥」を塗る宮古島のパーントゥ似の神様が登場。神様は最後、「米海兵隊のものと思われる透明な筒」と「米軍ヘリの大きな窓」を手に現れて会場を沸かせた。小波津さんらFEC所属芸人5人によるボーカルグループ「アザラシ」による新曲「Happyいっとーばい」も初披露された。

 西中間史夏さん(24)=那覇市=は「実際に沖縄で起こっていることを、面白く描いていて楽しめた」と笑顔を見せた。

 10日は新報ホール、17日は宜野湾市民会館大ホール、24日は名護市民会館大ホールで上演する。10日のチケットは完売。問い合わせはFECオフィス(電話)098(869)9505。