音楽で「基地」訴え 県民投票の元山仁士郎さんとカチンバがフジロックへ


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フジロックフェスティバルへの壮行会で盛り上がるラテンバンド「KACHIMBA(カチンバ)」のメンバーら=3日、宜野湾市普天間の飲食店「ミルベッソ」

 【宜野湾】音楽を通して沖縄の米軍基地問題を考えてもらうため、辺野古県民投票の会代表の元山仁士郎さんやラテンバンド「KACHIMBA(カチンバ)」のメンバーが26~28日に新潟県で開催される「フジロックフェスティバル」の関連イベントに出演する。沖縄県宜野湾市普天間の飲食店ミルベッソで3日夜、壮行会が開かれ、旅費の資金募集を呼び掛けた。元山さんは那覇市のライブハウスG―shelterスタッフのハイナさんらとフジロック参加を企画した。社会問題を扱うトークライブステージ「アトミックカフェ」で26日、元山さんとカチンバ、ラッパーのRITTOさん、民謡歌手の仲宗根創さんが出演する。玉城デニー県知事も28日に同ステージに出演し、演奏を予定している。

 社会問題を呼び掛けるNGOビレッジでは「うちなービレッジ」として3日間ブースを設ける。平和学習ボードゲームなどを通じて沖縄の現状について学ぶワークショップを開く。

 元山さんとハイナさんは「沖縄の基地問題について一緒に考え、当事者になってほしい」と話した。

 旅費は約100万円必要。ホームページ(https://peraichi.com/landing_pages/view/uchina)で20日からTシャツ販売による資金も集める。