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就業支援 おしゃれに 障がい者福祉事業所イメージ一新

障がい者の新たな就労支援の拠点となる福祉事業所「エスペレ」とカフェ「ヒプノ」のスタッフと代表の濱畑さん(後列左から3番目)=名護市

 【名護】障がい者の就労支援におしゃれで実践的な場所を提供する福祉事業所「エスペレ」(濱畑直哉代表)が1日、名護市大東に開所した。厨房(ちゅうぼう)や接客、ベーカリーなどのコースを学ぶ場は、代表の濱畑さん(51)が経営するカフェ「ヒプノ」。濱畑さんは「下請け作業がイメージの障がい者の仕事を変えたい」と話している。

 自閉症の障がいがある長男を育ててきた濱畑さんは、県の特別支援学校PTA会長に就くなど、多くの人々とのつながりを通して障がい者を取り巻く現状について学んできた。「自分のお金で買い物ができる。そんなささやかな望みを、就労支援でかなえてあげたい」と事業所の立ち上げを決意した。
 ライブミュージック&ガーデンカフェの「ヒプノ」では、訓練生もスタッフと同じユニホームを着て接客をしたり、イタリア料理、ケーキなどの調理訓練も行う。定員は20人で、2年間継続して訓練し、「働く力」を身に付けてもらう。
 1日に開かれた開所式には、地域住民や福祉関係など多数が参加し、新たな福祉の拠点誕生を祝った。濱畑さんは「障がい者も自分たちで自立する形をつくっていくべきだ。地域と一緒になって、将来的には不登校の子たちも支援していきたい」と話した。