政治

オスプレイ配備拒否 5200人決意固く 宜野湾市民大会

 【宜野湾】「普天間飛行場へのオスプレイ配備等に反対し、固定化を許さず早期閉鎖・返還を求める宜野湾市民大会」(主催・同実行委員会、共催・宜野湾市、同市議会、同市教育委員会)が17日午後2時から、宜野湾海浜公園屋外劇場で開かれた。

宜野湾市民を中心に5200人(主催者発表)が集まり、米軍普天間飛行場への垂直離着陸輸送機MV22オスプレイ配備の中止、同飛行場の早期閉鎖・返還、閉鎖・返還の時期を明確にすること―の3項目を決議した。墜落事故が相次ぎ、住民に危害が及ぶ可能性が高いオスプレイの配備を明確に拒否する意思を示したことで、普天間飛行場への配備は一層厳しい状況となった。
 佐喜真淳宜野湾市長ら大会実行委は18日に大会決議文を持って仲井真弘多知事などを訪れ要請する。市長と知事は19日に政府に配備反対を要請する。実行委は7月5、6日に上京し、野田佳彦首相、玄葉光一郎外相、森本敏防衛相らに要請する方針。
 大会実行委員長の佐喜真市長はことし4月と6月の墜落事故などを挙げ「あらためて危険性が証明される結果になった。日米両政府に対し直ちに中止するよう求める」と明言。普天間飛行場についても「一日も早い返還実現のためにあらゆる方策を講じる」と述べた。仲井真知事は「安全性ついて十分な情報が示されていない状況では配備に反対だ」とのメッセージを寄せた。
 高校生代表の喜屋武雅さん=宜野湾高1年=が「事故が起きてからでは遅い。オスプレイを宜野湾に持ち込まないでください」と訴え、大学生代表、市婦人連合会代表、老人クラブ代表などが配備にあらがう強い決意を示した。
 オスプレイは開発段階から墜落を繰り返し、今年4月にはモロッコで訓練中に墜落し米兵2人が死亡、13日(日本時間14日)には空軍仕様のCV22が米フロリダ州で訓練中に墜落し、乗員5人が負傷している。安全性が証明されないまま、米軍は普天間飛行場に8月に12機を配備する計画で、日本政府も容認している。
 普天間飛行場は1996年4月に日米両政府が返還に合意してから16年余が経過しているが、返還は実現していない。

英文へ→Protest rally held in Ginowan against deployment of the Osprey to Futenma Air Station


オスプレイ配備反対のシュプレヒコールを上げる宜野湾市民大会=17日午後3時15分すぎ、宜野湾海浜公園屋外劇場