松島小「ありがとう」を形に 見守り、調理員、コーチらへ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
全校児童が地域の人たちに感謝の気持ちを伝えた「ありがとう集会」=22日、那覇市立松島小学校

 那覇市立松島小学校(平田聰校長、児童766人)の給食室の調理員や部活動のコーチ、登下校時の見守りボランティアなど地域の人に感謝の気持ちを伝えようと「ありがとう集会」が22日、同小体育館で開かれ、児童全員が歌や花のプレゼントで感謝の気持ちを表した。

 集会は、準備から当日の司会まで児童主体となって取り組んだ。感謝の気持ちを伝えたい27人に手作りの招待状を届け、集会当日は手作りの色鮮やかなアーチをつくるなど、工夫を凝らして日ごろお世話になっている人たちを出迎えた。
 集会では、ありがとうの気持ちを込めて歌のプレゼントやバラの花、メッセージカードが贈られた。前PTA会長の上江洲由哲さんは「うれしいものを頂きました」と笑顔であいさつした。
 司会を務めた同小6年の玉城瞳さん(12)は「いつも見守ってくれているボランティアの人たちに、家族みたいな親しみを感じます」と日ごろの感謝の気持ちを表した。
 同校の児童は、朝の登校時に「おはようございます」と、通学路の見守りボランティアに元気よくあいさつしているという。同校近くの交差点で毎日見守りボランティアを続ける仲村渠政秀さんは「みんなの瞳が輝いている。元気いっぱい笑顔であいさつしてくれるので、こっちが元気をもらっている。地域の子どもを地域で守っていきたい」と話した。
 児童主体の集会に、平田校長は「子どもの自主活動を通して計画できる子が育っている。みんなが成長している」と語った。