舞踏会での悲喜劇熱演 篠井さん8役「城への招待」


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<城への招待>舞踏会で繰り広げられる恋愛模様を1人8役で演じる篠井英介さん(左端)=26日、読谷村文化センター鳳ホール

 クラシック音楽と戯曲を組み合わせた舞台「城(ぐすく)への招待」(琉球新報社、ホテル日航アリビラ主催、読谷村共催)が26日、読谷村文化センター鳳ホールで開かれた。

城での舞踏会で繰り広げられる登場人物の悲喜こもごもを、ストーリーテラーの篠井英介さん(役者)が1人8役で演じ、満場の観客を沸かせた。
 「城への招待」はフランスの作家ジャン・アヌイの戯曲に作曲家F・プーランクが音楽を付けた作品。今回の脚本はバイオリン奏者の與那嶺理香さんが手掛けた。演奏は與那嶺さん、澤村康恵さん(クラリネット)、大城英明さん(ピアノ)。
 舞台装飾に読谷山花織をはじめ、焼き物やステンドグラスなど県内の芸術家による作品を使った。開演前に篠井さんらによるトークショーもあったほか、会場では読谷観光物産展も開かれた。