リンゴ結実 桃原さん栽培「沖縄でも育つ」実証


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<リンゴ栽培に挑戦>実を付けたリンゴと桃原盛信さん=宜野湾市野嵩

 【宜野湾】宜野湾市野嵩でリンゴ栽培に挑戦している桃原盛信さん(75)の庭先でこのほど、リンゴの一種「シナノスイート」が実を結んだ。

 青緑色で、赤いリンゴとまではいかないものの「しっかり甘みがあって味は普通のリンゴ」だという。桃原さんは「沖縄でもリンゴが育つことを証明したい」と話している。
 桃原さんはこれまでも、ほかの品種のリンゴを育ててきた。今回実を結んだ「シナノスイート」は昨年1月に苗木を取り寄せて庭先に植えたという。昨年末に花が咲き、間もなくして実をつけ、次第に大きく成長していったという。
 台風のほか、鳥や虫、コウモリなど“天敵”から守るため、防虫ネットを張るなどして手間をかけて育ててきた。桃原さんは「庭で植えているほかの品種も、これから次々に実がついていくと思う」と目を細めた。
英文へ→Okinawan farmer taking on the challenge to grow apples in the prefecture