琉球新報社 先月神原中から招かれ、人生初の講演会なるものをしてきました。お呼ばれした詳細はこうです。「マチグヮーのことを学校で話してもらえませんか」と連絡が入りました。総合学習で私の南風コラムを活用し、地域について学習しているとのこと。その流れで興味を持ち先生方で話し合い、連絡に至ったとのことでした。
「ヒャー無理無理」と最初は断りましたが、いつものごとくとどめの言葉「マチグヮーのことを宣伝してください」。
これを言われると断れないし先生の熱い想いも勝手に感じてしまったので、最後は快くお受けしました。子どもたちとの質疑応答の時間をとってほしいとのお願いをし１１月２１日「なは市場を知る」と題した講演会がスタートしました。体育館に１年生全員と先生方、なにより舞台横断幕に氏とついた自分の名前を見た時、真面目に語らねばと思いました。
原稿を準備せず、私なりの言葉で話しました。学校近くの水上店舗は氾濫を繰り返す川に蓋（ふた）をした建物だとか、昔は橋があったこと、通り名の由来、戦後露天商が集まり形成されたマチグヮーだということ。一番盛り上がったのはサプライズで用意していたゆるキャラ金城コウメイとゆしびんちゃんの登場でした。特にキモカワのコウメイは女生徒から黄色い声援を受け、得意のダンスを披露しました。
質疑応答ではキャラたちとのダンス大会の企画や、弟キャラ制作の話がでたり、練り歩きの後に学校グラウンドを使用してマチグヮーの物を販売した方が良いなど、具体的な提案と活発な意見が聞けてうれしかったです。コラボ企画も生まれるかもしれません。私の話が勉強になったとは思えませんが、呼んでくれた先生方、神原中学校１年生みんなのおかげで、楽しい経験ができました。ありがとう。
（新里俊一、一般社団法人なは市場振興会理事長）
