衆院選あす投開票 県内9氏最後の訴え 辺野古に影響


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 第47回衆院選は14日、投開票される。沖縄全4選挙区は過去最少の計9人の立候補者による少数激戦となっており、米軍普天間飛行場返還・移設問題を最大の争点に、沖縄振興政策の在り方、TPP(環太平洋連携協定)なども論点となっている。

安倍政権の経済政策「アベノミクス」への評価や消費税増税、集団的自衛権の行使容認、特定秘密保護法などでも論戦を展開している。公明が推薦する自民候補が与党の強みを発揮するか、翁長雄志新知事を支える勢力の野党候補が勢いを持続するか、選挙結果は普天間問題や沖縄振興の行方に影響を与えそうだ。
 各候補者は13日夕、12日間の選挙戦を締めくくる打ち上げ式を各地で開き、有権者に最後の訴えをする。竹富町では13日に繰り上げ投票が行われる。
 最終盤の「三日攻防」の中日となる12日は、9候補とも早朝から精力的に遊説活動を展開。選挙カーで各地を回り、スポット演説などで支持を訴えた。
 浮動票の獲得を図り、運動員も地域を回るローラー作戦や繁華街での練り歩きなどを展開した。各選対事務所でも支持者らに電話をするなどフル稼働で最後の追い込みに力を注いだ。