【ボリビア】10月20日に記念式典 第一日ボ校創立20周年


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団体会議であいさつした比嘉次雄祭典委員会長(中央)と比嘉徹実行委員長(左)=5日、ボリビアのオキナワ移住地第一地域公民館

 オキナワ移住地第一地域の児童生徒が学ぶオキナワ第1日ボ学校(安里幸子校長)は3月9日に創立20周年を迎え、記念事業実施に向けた実行委員会が組織され、準備が進んでいる。5日には、団体会議と結成式が第一地域公民館で行われた。
 比嘉徹実行委員長をはじめ、各委員会の委員や顧問、第一地域婦人会、青年会の役員らが出席。比嘉次雄祭典委員会長は「地域の団結で学校ができた。一致団結し成功させたい」とあいさつ。各委員会が準備の進ちょく状況を報告した。20周年記念のロゴマークの選考があり、島袋真也君の作品が選ばれた。
 記念式典と祝賀会は10月20日に開催。図書室と視聴覚教材を利用できる多目的教室の建設を予定している。付随工事を含めた建設費は2万5000ドル。事業の総予算額は3万2000ドル。このうち1万2000ドルは募金で集める。
 第1日ボ学校の開校当時、ボリビアでは教師のストライキが長期にわたって行われていた。そんな教育環境を懸念した第一地域の父母らの求めに応じ、移住地を挙げて学校開設に取り組んだ。自分たちで鉄骨を溶接して校舎を建てるなど一世の開拓魂と教育に対する熱意が、手づくり校舎を実現したという。
(木内一夫通信員)