市民らゲート前、名護署前で抗議 海上作業確認されず


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名護警察署前に座り込んで「不当逮捕だ」「身柄を返せ」と訴える約50人の市民ら=14日午前、名護警察署前

 【辺野古問題取材班】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に関連し、14日朝、名護市のキャンプ・シュワブゲート前では約40人の市民らが集まり、抗議の声を上げた。海上では市民らのカヌー12艇がフロート(浮具)の内側まで入り、抗議した。海上での作業は午前11時現在、確認されていない。

 ゲート前で市民らは基地内に入ろうとする海保職員の車を制止し、機動隊と複数回にらみ合いとなった。ゲート前の市民らの一部は午前9時すぎ、名護警察署前に移動し、13日に逮捕された市民について「不当逮捕だ」「身柄を返せ」などと抗議の声を上げた。午後には島ぐるみ会議のメンバーらが名護署前に駆け付ける予定。
 海上での作業は13日、沖縄防衛局が臨時制限区域を示すように設置していた油防止膜(オイルフェンス)とそれを固定する鉄製のアンカー(重り)の大部分を撤去している。
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