中国、工業生産6年ぶり低水準 景気減速鮮明に


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 【北京共同】中国国家統計局が11日発表した1~2月の主要経済指標によると、工業生産が前年同期比6・8%増と、リーマン・ショックの影響で生産が落ち込んだ2008年12月以来、約6年ぶりの低水準となった。中国経済の減速があらためて鮮明になった。

 住宅市況の悪化で不動産投資が振るわず、幅広い製造業の生産に影響が広がり、昨年12月の7・9%から大きく減速した。内訳を見ると、粗鋼や板ガラス、パソコンの生産量が前年同期と比べ減少。原油加工量や非鉄金属の生産量も伸び率が昨年12月と比べ下落した。
(共同通信)