無償で途上国の衛星放出 日本実験棟からJAXA


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 下村博文文部科学相は8日の閣議後会見で、アジアなどの途上国に対し、国際宇宙ステーションの日本実験棟きぼうから超小型衛星を放出する機会を無償提供すると発表した。

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)が国連と協力して実施する。超小型衛星は大型衛星に比べて格段に安く、ロケットによる打ち上げ技術を持たない国々でも自前の衛星を使った自然災害監視などが可能になると期待される。
 文科省によると、10センチ四方程度の衛星を想定。飛行士がロボットアームを操作して衛星放出装置をエアロックからきぼうの外に出し、ばねの力で宇宙空間に放出する。
(共同通信)