政治

糸数、山内氏 検定撤回に強い決意

本紙の参院選当選者インタビューを終えて、がっちりと握手する(左から)山内徳信、糸数慶子の両氏=30日午前9時12分ごろ、那覇市天久の琉球新報社

 琉球新報社は30日午前、29日実施の参院選沖縄選挙区で返り咲きを果たした社大党副委員長・糸数慶子氏(59)=無所属=と比例代表で初当選した元県出納長・山内徳信氏(72)=社民=を那覇市天久の本社に招き、嘉数武編集局長が今後の取り組みについてインタビューした。

沖縄戦「集団自決」への日本軍の強制などの記述を削除・修正した高校歴史教科書検定問題について、糸数氏は「県民大会を成功させ県民の思いを伝える」、山内氏は「県民大会を開いても国が聞かないなら1000人規模の撤回要求団で上京すべきだ」と述べ、記述復活に強い決意で取り組む考えを示した。
 糸数氏は、勝因に関し「年金や政治とカネの問題など、安倍政権への怒りがあった。県内でも教科書問題、養護学校への米軍装甲車侵入などの状況もあり、今の政権を変えてほしいとの期待が集まった」と述べた。
 当選後、真っ先に取り組む課題では「年金と同時並行で、歴史教科書の改ざんをきちんと元に戻していく」と年金問題、教科書検定問題に強い決意で臨むと強調した。
 米軍普天間飛行場移設問題では「これまで日米政府で正式に国外移設を俎上(そじょう)に載せていない。これを国会で提起し、米政府への要請も徹底していく」と国外移設実現に取り組む考えを示した。
 今後の所属については「無所属で頑張る」と表明した。
 山内氏は勝因について「憲法が危ない、平和実現のために戦う国会議員を押し出そうという気持ちが集まった」と述べた。普天間移設問題では「グアムのアンダーセン基地に移せば早期に移転できる。沖縄の政治力、県民の力を結集して日米政府を動かす」と述べた。