経済

「あぐー」ブランド化へ JAおきなわ推進協発足

JAおきなわ銘柄豚推進協議会を設立した(左から)我那覇畜産の我那覇明社長、那覇ミートの酒井文雄社長、JAおきなわの伊波栄雄理事長、沖縄県食肉センターの上間哲也社長、沖縄北斗の比嘉幸雄専務=19日午後、那覇市のJA会館

 JAおきなわは19日、沖縄の在来種である豚「あぐー」の増産や生産管理体制の強化を図る「JAおきなわ銘柄豚推進協議会」を食肉関連業者などと発足させた。JAが商標登録している「あぐー」銘柄を適切に管理し、生産から流通までの体制を関係者が協力して整備することで、肉質の向上とともにブランド化の推進を図り、県内外への販路拡大を目指す。

 関係者が同日午後、那覇市のJA会館で設立総会を開催した。協議会にはJAおきなわ子会社の沖縄県食肉センター(上間哲也社長)ほか那覇ミート(酒井文雄社長)、我那覇畜産(我那覇明社長)に加え、農業生産法人沖縄北斗(社長・上間氏)が参加した。
 総会でJAおきなわの伊波栄雄理事長は「関係者の協力で、あぐーのさらなる品質向上を目指したい」とあいさつ。JA側と販売三業者が「あぐー」商標使用に関する調印書を交わした。
 会合では「あぐー」の定義として「琉球在来豚『あぐー』の血液(雄方)50%以上を有する」ことなどを確認。生産農家や販売業者に認定証を交付することで、ブランドの保護・推進を図る。
 「あぐー」は沖縄在来の黒豚。一般的な豚肉と比較してコレステロールが少なく、うまみ成分(グルタミン酸)が多く含まれているとされる。
 ただ、JAおきなわが認証した以外の豚肉が「あぐー」の類似肉として市場に出回っており、イメージの低下や価格への影響が懸念されている。
 JAおきなわは前身の県経済連時代の1992年に養豚業振興を目的にあぐー豚の研究を開始。96年に商標登録を取得した。販売当初は肉の脂身が多いことで消費者から敬遠されたが、県外業者の注目を集めたことなどを契機に知名度が高まった。現在は県内外で人気の豚肉となっている。