地域

菩提樹苑で初の結婚式 長嶺哲春・絢さん夫妻

 【糸満】糸満市の沖縄菩提(ぼだい)樹苑にあるブッダが悟りを開いたとする菩提樹の分け樹の前で13日、同市在住の地方公務員、長嶺哲春さん(29)と、絢(あや)さん(26)が結婚式を挙げた。同菩提樹苑での挙式は初めて。平和と慰霊を祈り、2003年にインド大菩提協会・サラナトセンターから贈られた菩提樹を前に挙式した2人は「菩提樹の花言葉は夫婦愛。多くの人に平和のシンボルの菩提樹をアピールし、思いを共有したいと考え、ここを式場として選んだ」と話した。

 式では、原爆被災地の広島や長崎、2人のゆかりの地の水をつぼの中で混ぜ合わせ、平和を考えるという2人が独自に考えた「水の集積儀式」を披露。参列者全員が平和を祈った。
 披露宴は、糸満市の第3セクター、糸満観光農園で行い「地産地消」にこだわった食材で招待客をもてなした。新郎の大学時代の友人、打越正行さん(27)は「創意工夫に満ちた手づくりの結婚式で感動した」と話し、2人を祝福した。
 長嶺夫妻は「周囲の協力のおかげで今日を迎えることができた」と話し、「この結婚式が平和を考えるきっかけに、そして少しでも地域の活性化につながるとうれしい」と笑顔を見せた。