教育

八重農高が優秀賞 オオヒキガエル捕獲器を考案

優秀賞を受賞したエコリサーチ部のメンバーらとオオヒキガエルの捕獲器(手前)=八重山農林高

 【石垣】オオヒキガエルの捕獲実験などを行っている県立八重山農林高校(東盛稔校長)のエコリサーチ部(藤本治彦教諭、6人)が2007年度九州高校生理科研究発表大会で優秀賞に輝き6日、同校で受賞を報告し「在来種を守るため捕獲器を実用化し、オオヒキガエルの数を減らしたい」と抱負を語った。同発表会は、2、3の両日、北九州市で開かれた。

 オオヒキガエルは、サトウキビに被害をもたらすアオドウガネムシを捕食するとして1978年に導入されたが、有毒で天敵がいないことなどから異常繁殖し、現在は約5万匹が石垣島内に生息しているとみられる。
 在来種の昆虫などを捕食して生態系を乱す恐れがあることから、環境省などが防除対策を行っている。
 同部は、7年前から石垣島に生息する外来種のオオヒキガエルを調査。これまでの基礎調査を踏まえ、今回は駆除の方法を探ろうと捕獲器を作製し、実験した。
 実験では、オーストラリアで使用されている捕獲器を石垣島に設置したが、いったん入ったカエルが、プラスチックの板を何枚も並べた入り口から逃げ出すこともあった。そのため、部員らは捕獲器から逃げ出すことがないよう、衣装ケースとすだれを使用した捕獲器を考案。
 傾斜をつけたりするなど試行錯誤した結果、入り口用のケースに穴を開け、すだれでもう1つのケースをつないでカエルの通り道を作った。カエルが入り口用のケースからもう1つのケースに移動した後、再び戻らないように柔らかいビニールをすだれに取り付け、出口をふさいだ。
 実験では、捕獲器周辺に集まってきたカエル25匹中11匹の捕獲に成功した。
 石川吉人君(18)は「九州大会で入賞できてうれしい。捕獲器を実用化してオオヒキガエルの数を減らしたい」。長嶺果穂さん(17)は「オオヒキガエルが食べている種類を見て駆除した方が良いと感じた。捕獲器を改良し、より捕獲率を高めたい」と話した。