【ペルー】趣旨や記念事業石田大使に説明 県人移住100周年などの実行委


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ペルーに着任した石田仁宏大使(左から4人目)を囲む県人移住百周年祝典実行委員会とWUBペルー支部のメンバー=在ペルー日本大使館

 在ペルー日本大使館の成田右文大使の後任にこのほど、ブラジルのサンパウロ市で総領事を務めていた石田仁宏氏が就任した。石田氏は2年余りのブラジル勤務を終え、ペルーに着任した。
 来年1月に県人移住100周年、県人会創立95周年を迎えるペルー沖縄県人会・100周年祝典実行委員会と、100周年祝典のプレイベントとして開催される第10回WUB世界大会ペルー2006のWUBペルー支部・世界大会実行委員会のメンバーが、着任早々の石田大使を表敬。移住100周年祝典、WUB世界大会の趣旨や記念事業の取り組みなどを説明した。

 真栄城エンリケ実行委員長の報告に、石田大使も大きくうなずき成功を願っていた。また、WUBの活動にも理解を示し、世界大会の折には在ペルー日本大使館としてもでき得る限りの協力をしたいと約束した。
 第10回WUB世界大会は1月25日がメインで、26日に県系企業視察、27日記念ゴルフ大会、同日夜は沖縄県人ペルー移住100周年主催歓迎夕食会、28日には仏式追悼法要と各市町村歓迎会が行われる。29日がメインの移住100周年・県人会創立95周年祝典となっている。
 ちなみに、石田大使の出身は宮城県でペルーでの任務は今回が始めて。約8万人の日系人の7割強をウチナーンチュが占めている県系社会にも触れたが、特に沖縄の食文化や芸能などに大変興味を持っている様子で、真栄城委員長らに盛んに質問を浴びせていた。
 (赤嶺光弘通信員)