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都市型施設訓練塔でM24ライフル使用 射程内に住宅地

キャンプ・ハンセン内レンジ4の米陸軍都市型戦闘訓練施設。右側が射撃訓練塔=6月6日、金武町

 金武町の米軍キャンプ・ハンセン内レンジ4の都市型戦闘訓練施設の実弾射撃訓練で、焦点となっている射撃訓練塔からの射撃について、米軍が射程約1100メートルのM24ライフル(口径7.62ミリ)を使用すると17日に北原巖男防衛施設庁長官に説明していたことが分かった。米軍側は射撃用建物の跳弾防止用高密度ゴムの設置後、訓練を始める姿勢を崩しておらず、地元の懸念と反発がさらに強まりそうだ。

 陸軍で最も普及している対人狙撃銃M24の有効射程は約1100メートル、最大射程は3700メートルあり、伊芸区の住宅地域がすっぽり入る。地元の伊芸区は民間地域への流弾事故が起きかねないとして、射撃訓練塔からの実弾射撃に危機感を募らせている。
 関係者によると、17日午前、北原防衛施設庁長官らが都市型戦闘訓練施設を視察した際、ライフル射撃の標的となる射撃用建物で取り付け中の跳弾防止用高密度ゴムについて、米軍の担当者が「口径7.62ミリの実弾を想定している」と説明した。担当者は、ゴムが衝撃を吸収して実弾が真下に落ちるとし、安全性を強調したという。
 また、射撃訓練塔の窓からの射撃では(1)屋内に狙撃手が数十センチ以上入り込み、銃口が窓の外に出ないため、射角が制御され、民間地側に逸脱する可能性は低い(2)陸軍特殊部隊・グリーンベレーの高い狙撃能力からすると、流弾の可能性はなく、安全性は保証できる-などと説明していた。