1861年から65年まで続いたアメリカの南北戦争。この時、大規模な戦闘で初めて地雷が使われたといわれる
▼地雷は戦争や紛争が終わっても埋められたまま野放しにされるケースが多い。取り除くか、誰かが踏むまで、何年も何十年も、爆発の危険はあり続ける
▼現在、世界中に埋まっている地雷は7000万―1億個とも推計されている。アジアでは、長く内戦と混乱が続いたカンボジアに地雷とともに暮らさざるを得ない人たちがいる
▼そこに地雷があるかもしれないと思いながらも、食べるためには危険な場所も畑として耕さなければならないし、薪(まき)を取りに森にも行かなければならない―現実がある
▼9年前からカンボジア支援を行っている沖縄市のアジアチャイルドサポート(池間哲郎代表)は今年3月、首都プノンペンの北東70キロにある村に、障害者らの自立を支援するための洋裁学校を開校させた。村の障害者の半数は、地雷を踏み手足や視力を失った人たちという
▼池間さんは訴える。「地雷を踏んでしまう危険と背中合わせに生きなければならない人たちのことをまず想像してほしい。戦争被害という共通点を持った沖縄ができることはないか、みんなで考えてほしい」と。
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