<金口木舌>子どもたちにスポーツの喜びを

 部分日食が各地で観測された。ことしは12月にも見られ、年に2度ある珍しい年だ。太陽と月の動きは物事の盛衰に例えられる。新年早々スポーツ界で波乱が起きた

▼天下の険を攻略する恒例の箱根駅伝は往路、復路、総合優勝がそれぞれ別という大接戦だった。東海大が総合を初制覇し、青山学院大の総合5連覇を阻んだ。情報戦を含めたすさまじい勝負が全体のレベルを上げていく
▼こちらも連覇が阻まれた大学ラグビー。全国選手権で帝京が準決勝で敗れた。それでも連覇記録であるV9の金字塔は色あせない。これに挑み続けた他大の情熱と努力がまた尊い
▼帝京にはコザ高出身の當眞琢選手がいた。同じ対抗戦の早稲田には名護商工出身の宮里侑樹選手が所属。屈指の強豪チームでトップメンバーである「一本目」として出場を続けたのは、並々ならぬ鍛錬のたまものだろう
▼沖縄の子どもたちがラグビーに触れる機会を増やそうと新たに大会が始まった。ラグビーの基本動作に運動を楽しむ要素が詰まっていることに着目し、スポーツの面白みを知ってもらうことが狙い
▼ワールドカップ日本大会があるラグビーイヤーに始まった活動が末永く続けば競技人口の増加も見込めるだろう。関係者も期待している。時間はかかるだろうが、知恵をこらした地道な活動は競技力向上を含め、沖縄ラグビーに隆盛をもたらすはずだ。