「金口木舌」の記事一覧
<金口木舌>重い遺産
2015/12/02
銀幕から姿を消して50年余、存在そのものが伝説だった元映画女優が逝った。自らの信念を妖怪に託し、作品を描いた漫画家もこの世を去った。原節子さんと水木しげるさん ...
<金口木舌>「非暴力」象徴する歌、踊り
2015/12/01
名護市辺野古のキャンプ・シュワブのゲート前。国道沿いの歩道に人の波ができた瞬間、曲が流れラインダンスが始まった。宝塚歌劇団の華麗さには遠く及ばないが、一人一人 ...
<金口木舌>トップのすごみ
2015/11/30
小柄ながら構えた姿は誰よりも大きく見えた。初めて空手形で喜友名諒選手の演武を目にした時、圧倒的な気迫を感じた。そのまま記事にも書いた ▼2005年6月の空手道 ...
<金口木舌>知の拠点
2015/11/29
秋深まる中、読書にいそしむ方も多いのではないか。電子書籍も広がってきたとはいえ、やはり紙の良さも捨て難い。そこで重宝するのが図書館だ ▼全国にはカフェを併設し ...
<金口木舌>交通弱者への視線を
2015/11/28
スティーブン・スピルバーグ監督のデビュー作「激突!」(1971年)は、何気なく追い抜いた車に執拗(しつよう)につけ回されるセールスマンの恐怖を描く ▼運転者の ...
<金口木舌>てぃーあんだのおにぎり
2015/11/27
興味深い記事だった。訪問先のトイレで便座に触れることに半数が抵抗を感じ、トイレットペーパーで便座を拭く人が4人に1人だという。清潔意識が高まる中、さもありなん ...
<金口木舌>子どもを追い込む社会のエラー
2015/11/26
運転免許を取って半年ほど。そして、新しい部署に異動して仕事をこなせるようになったころ。事故や大きなミスはそんな時期に発生する。覚えがある人も多いだろう ▼最近 ...
<金口木舌>沖縄を導く恩師
2015/11/25
人生を導いてくれた恩師は忘れ難い。その人を語ることは自らの歩みを語ることであり、貴重な学恩を若い世代へ手渡すことにもなる ▼23日に講演した大江健三郎さんの恩 ...
<金口木舌>情報はだれのものか
2015/11/24
作家赤川次郎さんの著書「東京零年(ぜろねん)」(集英社)は、国家の情報統制下における管理社会の怖さを軽妙な筆致で描く。個人情報は吸い上げられ、官製情報が支配す ...
<金口木舌>二つの袋がいっぱいに
2015/11/23
二つの袋をいっぱいにして帰ってきた。23日まで那覇市の沖縄セルラーパーク那覇で開かれている「離島フェア2015」のお土産だ ▼いっぱいになった一つ目の袋は、愛 ...
<金口木舌>ゴルフ場利用税
2015/11/22
広がる秋空、海に向かって打ち放つゴルフは気持ちがいい。米国勤務中に少したしなんだが、米国では日本よりももっと身近なスポーツという印象が強い ▼政府・与党の税制 ...
<金口木舌>奇襲「猫だまし」
2015/11/21
大相撲九州場所優勝に王手をかける横綱白鵬が、栃煌山に連発した奇策「猫だまし」が話題だ ▼眼前で両手をぱちんと打って相手を攪乱(かくらん)し、仕掛ける。小兵が格 ...
<金口木舌>パリだけではない
2015/11/20
パリで起きた残忍卑劣な同時多発テロ。その犠牲者を悼む声が世界中に広がっている。各地の名所はフランス国旗の青白赤にライトアップされた。フェイスブックではプロフィ ...
<金口木舌>地方から見る「主従」
2015/11/19
今春、米大手コーヒーチェーンが都道府県で最後に鳥取県に出店し、初日の売り上げは国内の店舗で歴代1位となった。少々斜めから見ていた方がいる。元鳥取県知事の片山善 ...
<金口木舌>「戦後沖縄の申し子」の還暦
2015/11/18
米軍が伊佐浜、伊江島の土地を強制的に奪った。自民党と社会党が対峙(たいじ)する「55年体制」が始まった。年表の1955年の項目に並ぶ歴史的事件である。そこに「 ...
<金口木舌>地元の心届ける「くくるBOX」
2015/11/17
中身よりも喜ばれそうな贈答用の段ボール箱を名護市が提案している。まず目に飛び込むのは箱の外側を埋める5地域の紹介だ。市誕生前の旧1町4村を色分けし、伝統的な祭 ...
<金口木舌>「白紙撤回」を流行語に
2015/11/16
「ラブライバー」「アゴクイ」-。先日、2015ユーキャン新語・流行語大賞の候補が発表された。耳慣れない言葉に、はやりへの疎さを感じつつも本当にはやったのかとい ...
<金口木舌>スマホと新聞
2015/11/15
本紙ホームページ(HP)がリニューアルして1カ月がたった。微調整しながらの運用だが、スマートフォン(スマホ)専用の画面も新たに設け、見やすくなったとの評価も頂 ...
<金口木舌>“埋められた”巨人を忘れず
2015/11/14
「北海道は、開拓者の大地だ」とうたった日本ハムの球団広告が撤去された。先住民族がいた正しい歴史の理解につながらず「配慮が足りない」と北海道アイヌ協会が申し入れ ...
<金口木舌>18人の鋭いまなざし
2015/11/13
思わずたじろいでしまうほど鋭いまなざしだった。並んでいるのは高齢女性18人の肖像写真。悲しみや怒り、憂いをたたえた表情は、見る者を正面から見据え、迫ってくる ...
<金口木舌>就活への号砲
2015/11/12
小津安二郎監督の1929年の無声映画「大学は出たけれど」は、昭和初期が舞台のモノクロ映画だが、こっけいさの中に、今も変わらぬ切なさも伝わる ▼就職活動をするも ...
<金口木舌>戦争を見つめた母
2015/11/11
「優しい昭和の母」が逝ったとスポーツ紙は伝えた。テレビドラマの母親役が記憶に残る。女優加藤治子さんの訃報である。「昭和の母」の素顔は戦争の痛みを知る女性だった ...
<金口木舌>社会の包容
2015/11/10
もう20年以上前になる。今も時々思い出す。北海道で新聞記者をしていたころ、同業の記者に聞いた話だ。所持金10円の少女が関西から札幌まで来て補導された ▼女子中 ...
<金口木舌>「初っ切り」にあらず
2015/11/09
殴ったり、蹴り飛ばしたり。若い力士や行事が土俵で繰り広げる一見、コントのような見せ物が「初っ切り」。相撲の禁じ手を面白おかしく紹介するため、江戸時代から続いて ...
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