「金口木舌」の記事一覧
<金口木舌>障がい者差別解消法
2015/09/22
昼時で混み合う中華料理店での話。車いすで入店しようとした客に店員が言う。「混んでいるから午後2時以降に来て」。差別ではないかとの苦情に店員が言い返す。「午後2 ...
<金口木舌>西に疲れた母あれば
2015/09/21
西ニツカレタ母アレバ 行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ-。宮沢賢治の名作「雨ニモマケズ」の一節だ。詩は「生・老・病・死」の四苦に苦しむ人々を慈しむことを説いている ▼2 ...
<金口木舌>シルバーウイーク
2015/09/20
秋の大型連休(19~23日)が始まった。カレンダーに並ぶ休日の赤い日付を見て、さてどこへ行こうかといろいろ計画を立てている人も多いことだろう ▼この大型連休、 ...
<金口木舌>「いつ死ぬ」にどう答える
2015/09/19
世話になった旧友の亡父は元自衛隊員だ。「田舎で高校を出て、めぼしい就職先もなかった」と懐かしい自衛隊時代を聞かされたのはもう昔 ▼自衛隊が協力する映画やドラマ ...
<金口木舌>「くゎ」の響き
2015/09/18
テレビを見ているとツッコミを入れたくなる時がある。昔より減ったとはいえ、ゴーヤーを「ゴーヤ」、ちゃんぷるーを「ちゃんぷる」と語尾を伸ばさない例がまだ見られる ...
<金口木舌>せめて見せかけだけでも
2015/09/17
政治家は知性と品性、理性を尊重してほしい。「せめて見せ掛けだけでも」。与野党の先生方に思い当たる節があるだろうか。15日、安全保障関連法案の中央公聴会での浜田 ...
<金口木舌>国道を見つめる
2015/09/16
民謡「県道節」には、労働者が人使いの荒い現場監督を冷やかす場面が出てくる。民謡研究者の仲宗根幸市さんは「権利意識にめざめた労働者のレジスタンス」と評した ▼歌 ...
<金口木舌>やんばる活性化の芽
2015/09/15
ベルビーチゴルフクラブ(本部町)の玄関口、テーブルに並んだ10メートルほどの卵の列に目が止まった。次々と手にするゴルファー。過日あった北部市町村対抗ゴルフ大会 ...
<金口木舌>行動する大切さ
2015/09/14
寝不足で心配していたが杞憂(きゆう)だった。はつらつとした語りは耳と目を引き付けた。何よりも経験に基づく弁論は説得力があった ▼先日、県高校総合文化祭弁論部門 ...
<金口木舌>職業としての自衛官
2015/09/13
1番人気は空港カウンターで働くグランドホステス、続いて臨床心理士に金融業界。作家の村上龍さん著「13歳のハローワーク」の公式サイトがまとめた8月の人気職業ラン ...
<金口木舌>努力と勇気を想像する
2015/09/12
紙面に見つける名前に時の流れを思う。沖縄点字図書館で働く姿が先頃、本紙で紹介された宮城かし子さんもその一人 ▼17年前、全盲の視覚障がい者では県内で初めて普通 ...
<金口木舌>公衆電話は健在
2015/09/11
「公衆電話が非常に便利である」。吉田茂元首相の長男で英文学者の吉田健一氏がエッセーに書いている。「こっちからは掛けられても他所(よそ)から掛って来ない点にあっ ...
<金口木舌>ウチナームンの新たな販路
2015/09/10
銀座や日本橋では各都道府県のアンテナショップがお国自慢を競っている。その先駆けとなったわが沖縄の銀座わしたショップは大きなシーサーがお出迎え。北海道と並んで、 ...
<金口木舌>沖縄に出発する
2015/09/09
跳ねるように歩く姿が独特だった。先鋭的な写真表現と評論活動を展開した写真家中平卓馬さんの訃報が届いた。彼が幾度も「出発」した沖縄から発した問い掛けを見つめ直し ...
<金口木舌>貧困に向き合う
2015/09/08
石川啄木の「一握の砂」の代表歌の一つ。「はたらけど/はたらけど猶(なお)/わが生活(くらし)/楽にならざり/ぢつと手を見る」。今で言えば、ワーキングプアと呼ば ...
<金口木舌>前提の誤り
2015/09/07
2014年9月、アップル社はアイフォーンの新機種を発表した際、同社の音楽プレーヤーソフトの利用者全員にロックバンド、U2の新作アルバムを無料配信した。有名バン ...
<金口木舌>進撃の巨人
2015/09/06
何の前触れもなく、巨人が壁を破って侵入してくる。そして次々と人間を捕食していく。マンガ「進撃の巨人」の一幕だ。独特の世界観とともに、ふんだんにちりばめられた謎 ...
<金口木舌>女性の輝きは身近から
2015/09/05
4月、市町村職員の昇進名簿に懐かしい名前を見た。末っ子が手を離れるまでは家庭を大切にしたいと話した彼女の横顔を思い返す ▼301人以上の大企業や国、地方自治体 ...
<金口木舌>歴史を刻んだ地名
2015/09/04
「蛇皮線」。かつて県外のメディアは沖縄の三線をこう呼んでいた。地元では誰も使わないのに、勝手な呼称に違和感を覚えた ▼アラスカの先住民も同じ違和感や不快感を抱 ...
<金口木舌>「決めつけ」をなくそう
2015/09/03
夏の甲子園は興南戦で目の覚めるようなホームランを放ったオコエ瑠偉選手(東京・関東第一)の活躍がひときわ印象に残った。しかし、一部スポーツ紙の報道は後味の悪いも ...
<金口木舌>万年筆にやどる思い
2015/09/02
文房具、とりわけ筆記具にこだわっている。選ぶ基準は使いやすさ。最近は200円程度のシャープペンを愛用する。水性ボールペンも良いが、雨天の取材ではインクが雨粒で ...
<金口木舌>多くの人を刺激する挑戦の姿
2015/09/01
音楽やスポーツは聴く者、見る者を元気づける。この夏、三線を弾く少女が人の輪を生んだ。輪の中心にいたのは琉球古典音楽を学ぶ全盲の高校1年生、三刀屋(みとや)美鈴 ...
<金口木舌>味の違いで唾液量は変わるか
2015/08/31
口を開けて、うつむく。梅干しのにおいを嗅ぐと、唾液があふれてくる。食べ物を見ると出る唾液。甘い物、辛い物、酸っぱい物。味の異なる物によって出る量は違うのか ▼ ...
<金口木舌>バールのようなもの
2015/08/30
世の中のどんなものでも「のような」を付けるとそのものでなくなるらしい。「夢のような」は夢でなく、「ハワイのような」と言えばそこはハワイではないという具合 ▼宝 ...
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