台湾総統が党主席辞意を表明 「死に体化」加速


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
台湾の馬英九総統

 【台北共同】台湾の馬英九総統は2日、11月29日の統一地方選で与党国民党が惨敗した責任を取り、党主席を辞任する意向を示した。3日の党会合で正式表明後に辞任し、党内で新主席選出の手続きなどを協議する見通しだ。

 総統の残り任期が約1年半の馬氏のレームダック(死に体)化が一段と加速、これまで進めてきた対中国関係強化などに向けた政策の実施は難しさを増しそうだ。2016年次期総統選に向けた党内調整も本格化する。
 新主席選出までは洪秀柱副主席が代行するとの見方が浮上している。
(共同通信)