プラスチックごみ27万トン浮遊 世界の海、粒子5兆個


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プラスチックごみが漂着したポルトガル領アゾレス諸島の海岸(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】世界の海にはポリ袋やバケツ、漁具といったプラスチック製のごみが至る所に浮遊しており、その重さは推定で27万トン近くに及ぶとの調査結果を米国などの研究者グループが10日、米オンライン科学誌に発表した。ロイター通信が伝えた。
 海を漂うプラスチックの多くが、砕けて小さくなり、その粒子の数は5兆個を超えると推定した。プラスチックごみによる汚染の影響では、海鳥や哺乳類が死に、生態系が損なわれているほか、漁網がイルカやウミガメにからまったり、プラスチックの破片がのどに引っかかったりするケースもあると指摘されている。
(共同通信)