芸能・文化

“放牧”経て新たな舞台へ 新作発表、いきものがかり

 「いきものがかり」のアルバム「WE DO」のジャケット

 「ありがとう」などのヒット曲で知られる「いきものがかり」が、“放牧”と称して2年近く活動を休止後、初のアルバムを25日、発売する。リーダー水野良樹は「これが本当の再始動。結成20周年に、新たなフェーズへと進みたい」と力を込める。

 題名は「WE DO(ウィードゥ)」。表題曲の華々しい金管や弦楽器の音で始まる。制作に当たり、ボーカル吉岡聖恵が「ライブで盛り上がるアッパーな曲を」と水野に、ギター山下穂尊には「バラードが欲しいから作って」と率先して頼んだという。

 1999年に結成し、2006年に「SAKURA」でデビュー。「YELL」「風が吹いている」とヒットが相次ぎ、人気を広げた。「国民的グループ」と呼ばれるようになっても自覚はなく、それぞれの責任が重くなり、関わる人が増え、話し合う機会は減った。

 17年1月に活動を休止。山下は「“放牧”で自分たちだけになり、その約1年後にそわそわし始めた。3人で曲を作って、再び原点に戻ることができました」。

 3人で声をそろえた収録曲「太陽」は、軽やかでポップな曲調だ。

 吉岡は「いきものがかりを離れ、客観的に見て、すごいことが起きていたと改めて感じた。いろんな人の助けも含め、この3人にしかできないことがあると実感した」。

 水野と山下が小学1年のクラスで金魚を飼育する生き物係を共にしたことが、グループ名の由来。それから30年がたち「結婚ならば銀婚式も過ぎた熟年夫婦。先輩たちの背中を見ながら、自分たちのペースで前に進んでいければ」と水野。新しい門出に、3人は晴れやかな笑顔を見せた。


(共同通信)









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