政治

北方領土、ソ連が88年に軟化 極秘公電で明らかに

 1988年7月、モスクワのクレムリンでゴルバチョフ書記長(右)と握手する中曽根康弘元首相(タス=共同)

 中曽根康弘元首相が1988年7月、ソ連のゴルバチョフ共産党書記長に対し、北方領土の引き渡しに言及した56年日ソ共同宣言への原点回帰を求め、領土問題は存在しないとしていたソ連の軟化を引き出したことが25日公開の極秘公電で明らかになった。ゴルバチョフ氏は「何とか何かを考え出さねばならない」と述べ、自身の来日の可能性に言及。同氏は91年4月にソ連元首として初来日し、北方四島が領土問題の対象と初めて文書に明記した共同声明に署名する布石となった。

 中曽根氏と外務省は会談後の同行記者団への説明でゴルバチョフ氏の「何か考え出さねばならない」などの発言は公表しなかった。


(共同通信)









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