温暖化で台風スピードゆっくりに 暴風雨長引く懸念、気象研

 台風19号の大雨で決壊した千曲川の堤防(右上)。地球温暖化が台風の速度を遅らせ、豪雨被害が深刻になる懸念がある=2019年10月、長野市穂保

 気象庁気象研究所などのチームは8日、地球温暖化が進むと、今世紀末に日本周辺で台風が進むスピードが今より約10%遅くなるとの分析を発表した。暴風雨などに見舞われる時間が長くなり、被害の深刻化が懸念されると指摘している。温暖化で台風の勢力が強まることも既に分かっており「速度が落ちるのと重なって、降雨量がさらに増える恐れがある」と警告した。

 チームは、温室効果ガスの排出削減策が強化されずに温暖化が進んだ場合を想定し、今世紀末の台風の移動速度を解析した。すると、日本が位置する中緯度帯では速度が今より約10%遅くなった。熱帯や亜熱帯では大きな変化は見られなかった。


(共同通信)









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