
悲しみ広がるデクエヤル氏の死去 故郷ペルー「国に生涯ささげた」

【サンティアゴ、ニューヨーク共同】冷戦末期に2期10年にわたり国連を率いたハビエル・ペレス・デクエヤル元国連事務総長が4日、故郷の南米ペルーで老衰のため100歳で死去したことについて、地元などでは悲しみや惜しむ声が広がった。
パニアグア暫定政権下の2000~01年に首相兼外相も務めた同氏の死去に、ペルーのビスカラ大統領は4日、ツイッターに「国を偉大にするために全生涯をささげた著名なペルー人。全ての国民の名を借り、ご遺族にお悔やみを表明する」と書き込んだ。
同国外務省も声明で「ペルーと国際社会のために誠実さと模範的な決意を持って重責をこなした」とたたえた。
(共同通信)