
仏TGV脱線、22人重軽傷 線路脇の土砂崩れ原因か

【パリ共同】フランス東部バラン県で5日、東部コルマール発パリ行きの高速列車TGVが走行中に脱線し、運転士が重傷、21人が軽傷を負った。線路脇の土手が崩れたことが原因とされるが詳しい状況は不明、警察や運行する国鉄が調べる。地元メディアが伝えた。
現場は東部ストラスブールの北西約30キロの地点で、TGVは乗客約350人を乗せて時速約270キロで走行していた。運転士は緊急停止装置を作動させ、機関車と続く客車4両が脱線、車両が傾いた状態で停止した。
乗客らは地元メディアに「大きな衝撃」があり「線路の石が四方八方に飛び散り、客車の窓ガラスが割れた」などと証言した。
(共同通信)