
春の陽気も繁華街閑散、東海3県 独自の緊急宣言で一変

愛知と岐阜、三重の3県が新型コロナウイルス対策で、各県独自の緊急宣言を出した翌日の週末となった11日は、春らしい陽気に恵まれたが、街の雰囲気は一変した。不要不急の外出の自粛が要請されたためか、繁華街や観光名所の人出は少なく、休日らしいにぎわいは消えていた。
飲食店や洋服店が集まる名古屋市中区の栄地区は一部百貨店が同日から臨時休業。普段は多くの若者や買い物客が行き交うが、午後3時ごろの人通りはまばら。老舗菓子店「雀おどり総本店」の古橋孝太社長(49)は「この街を数十年間見てきたが、こんなことは初めて」と驚いた。
(共同通信)