
仏大聖堂、火災から1年 崩壊危険残る中、保全作業停止

【パリ共同】昨年4月のパリ・ノートルダム大聖堂の大火災から15日で1年。新型コロナウイルスの大流行で保全作業は停止を迫られ、まだ建物崩壊の危険が残ったままだ。ただ政府の再建責任者は火災5年後に聖歌を大聖堂に響かせる目標は変わらないと強調する。
巨大クレーンは動きを止め、工事関係者の姿も見えない。フランスでウイルスの感染拡大阻止のため厳しい外出制限が始まったのは今年3月17日。ノートルダムの現場も閉鎖された。大聖堂の上には火災前に尖塔の改修作業用に設置された金属製の足場が今も残る。
(共同通信)