
資生堂、純利益が95%減 1~3月期、コロナで店舗閉鎖
資生堂が12日に発表した2020年1~3月期連結決算は、売上高が前年同期比17・1%減の2268億円、純利益が95・8%減の14億円と減収減益だった。新型コロナの感染拡大により、店舗の一時閉鎖や時短営業が世界で広がったことが影響した。日本や中国、米国など全地域で減収となった。
2月に公表した20年12月期連結業績予想はいったん取り下げた。新型コロナの影響を見極めることが困難なためとしている。
中国は需要が回復し、百貨店の集客もコロナ流行以前の水準に戻ったという。魚谷雅彦社長は「経済の本格回復に2~3年かかる最悪のケースを前提に、経営を改革する」と話した。
(共同通信)