
自民大阪府連は都構想「反対」 府議団賛成、市議と分裂状態

自民党大阪府連は17日の総務会で、大阪市を廃止して4特別区を設置する「大阪都構想」に府連として反対する方針を決めた。府議団は賛成の立場で、11月1日の実施が想定される住民投票に向け一枚岩で活動できるか見通せない状況だ。
総務会後に記者会見した府連会長の大塚高司衆院議員は「一部で賛成の声もあるが、リスクが高くデメリットが否定できない。住民投票に反対の立場で臨む」と強調した。
都構想を巡っては、府市の法定協議会が6月に制度案(協定書)を決定。採決で市議団が反対した一方、広域行政の一元化に理解を示す府議団が賛成し、分裂状態に陥っている。
(共同通信)