
中国側検査の信頼性に懸念の声 大会組織委、疑念払拭に躍起

【北京共同】北京冬季五輪の新型コロナウイルス検査を巡り、結果が中国側に不正操作されるのではないかとの懸念がドイツの関係者から相次いで上がっている。大会組織委員会は「検査システムの信頼性に対する疑いは不要だ」と反発しているが、国際社会の対中感情の悪化を映し出すように大会運営にも不信の目が向けられている。
DPA通信などによると、ドイツ・スキー連盟アルペン部門責任者のマイヤー氏が、一部の選手を出場させないために検査が恣意的に使われる恐れがあると指摘したのが事の始まりだ。同国のスノーボード統括団体のヘルツ会長も「フェアプレーが実現するかは疑問」などと追随した。
(共同通信)