
ゴーグルに解説や映像表示 歌舞伎鑑賞用に松竹開発

コンピューターでつくった仮想現実を現実世界に重ね合わせる「複合現実(MR)」の技術で、歌舞伎を分かりやすくする解説や映像をゴーグル型端末に表示する装置を松竹が開発し、大阪松竹座(大阪市中央区)で17日、報道関係者が体験する実証実験を行った。
公演中の新作「日本怪談歌舞伎(Jホラーかぶき)」で実施され、主演の片岡愛之助さん(50)らが登場すると役名やせりふの意味が端末に表示された。節に乗せて状況を語る「竹本」など、歌舞伎特有の表現も説明。紅葉に囲まれる場面では、葉が舞うCG映像が表される演出もあった。
大阪・関西万博がある2025年の事業化を目指す。
(共同通信)