
デモ激化、マチュピチュ遺跡閉鎖 ペルーの世界遺産

【サンパウロ共同】南米ペルーの世界遺産マチュピチュを管轄する文化省の機関は21日、遺跡と、遺跡につながるトレッキングの道路を閉鎖した。急進左派カスティジョ前大統領の逮捕に抗議するデモの激化を受けた対応で期間は未定。
デモは昨年12月から続いており、デモ隊はカスティジョ氏の釈放やボルアルテ大統領の辞任、大統領選の早期実施を求めている。当局との衝突で50人以上が死亡した。
マチュピチュの最寄りの南部クスコにある空港はデモ隊が占拠しようとしたため20日に一時閉鎖、南部アレキパの空港も閉鎖している。クスコなどから麓のマチュピチュ村への鉄道も運行を停止した。
(共同通信)