
人事院は27日、不妊治療と仕事の両立を考える国家公務員向けのシンポジウムを東京都内で開いた。自身も不妊治療の経験があり、2児の母であるお笑いタレントのキンタローさんが登壇し「前向きに治療に取り組めるようなサポートをお願いしたい」と話した。
キンタローさんはパネルディスカッションで治療当時を「表立って言えず精神的に大変だと感じた」と振り返った。「不妊治療は出口の見えないトンネルに例えられ、人それぞれ状況も違う」と説明し、精神面でのケアも重要だと訴えた。
シンポジウムには各省庁の人事担当者ら約100人が訪れた。オンラインでも配信した。