ロシアの戦術核配備計画認める ベラルーシ大統領


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 31日、ベラルーシ首都ミンスクで議会に年次報告演説をするルカシェンコ大統領(タス=共同)

 ベラルーシのルカシェンコ大統領は31日、議会に対する年次報告演説で、ロシアが保有する戦術核兵器のベラルーシ国内への配備についてプーチン大統領と協議を始めたと述べ、配備の計画を認めた。国の独立と安全保障を確保するためで「誰かを脅すつもりはない」と強調した。

 ルカシェンコ氏は、ソ連崩壊後の1990年代に自国領内からソ連の核兵器をロシアに引き渡したことについて「私は反対だったが、欧米やロシアから強いられた」と説明。見返りにベラルーシの安全を保証するとの合意は「踏みにじられた」と述べ、ロシアのウクライナ侵攻を支持しているとして制裁を科す欧米を非難した。