中国コロナ遺族の男性逮捕 武漢デモの映像発信を問題視


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 亡くなった父の写真を手にする張海さん=2020年6月、中国広東省深セン市(共同)

 【北京共同】中国湖北省武漢で2月に起きた大規模デモを巡り、武漢で父親を新型コロナウイルス感染症で亡くし政府対応を批判してきた遺族の男性(53)が、武漢の警察当局に公共秩序騒乱の疑いで逮捕されたことが31日、分かった。デモの映像を交流サイト(SNS)で発信したことが問題視されたとみられ、2月に拘束されていた。逮捕は3月30日。関係者が明らかにした。

 男性は広東省深セン在住の張海さん。当局の弾圧を受け続けながらも海外メディアの取材に対応し、コロナ対応を巡り政府の責任追及を求める遺族として知られてきた。