林外相、会談時間は6時間超 中国側、昼食と夕食会も


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
 会談に臨む中国の秦剛国務委員兼外相(右)と林外相=2日、北京の釣魚台迎賓館(共同)

 【北京共同】2日に行われた林芳正外相と中国要人との会談は、食事を共にしながらの意見交換を含めて計6時間超に及ぶ本格的な協議となった。秦剛国務委員兼外相とのワーキングランチに加え、中国外交担当トップの王毅共産党政治局員主催の夕食会が開かれるなど異例の対応となった。

 約6時間超の会談時間の内訳は、習近平指導部ナンバー2の李強首相との面会時間が約40分間。秦氏とは計3時間45分、王氏とは計1時間40分だった。ワーキングランチと夕食会はいずれも北京の釣魚台迎賓館で開かれた。日本外務省幹部は記者団に「中国側の今回の訪中に対する考え方が一定程度、示された」と評価した。