佐渡に初夏告げる黄色い花 トビシマカンゾウが見頃


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 初夏の訪れを告げる黄色い花「トビシマカンゾウ」=24日、新潟・佐渡島

 新潟・佐渡島で初夏の訪れを告げる黄色い花「トビシマカンゾウ」が見頃を迎えた。佐渡両津海府観光協会によると、佐渡島と山形県の一部にしか咲かないユリ科の多年草。佐渡島北部の景勝地「大野亀」には約100万本が群生しており、見頃は6月上旬まで続くという。

 佐渡島ではタイの漁期に花が咲くため、卵をはらんだ魚という意味の「ヨーラメ」とも呼ばれる。例年、この時期に見頃を迎える。今年は咲き始めが早かったという。

 観光協会の北沢博満会長(66)は取材に「今年は強い風が吹かなかったため茎が折れず、きれいに咲いている。ぜひ見に来いっちゃ(見に来て)」と佐渡の方言を交えて話した。