
サプリ会社がJADAなど提訴 禁止物質混入巡り賠償請求

競泳選手のドーピング違反を巡り、自社製品への禁止物質混入が原因と認定されたことは事実に反し、名誉を傷つけられたなどとして、サプリメントの製造元が日本アンチ・ドーピング機構(JADA)などを相手取り、計約3億6千万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴したことが26日、分かった。提訴は3月。
提訴したのはサプリの製造、販売を手がける「テクノサイエンス」(千葉県柏市)で、ドーピングに関する民事訴訟は異例。被告は、原因の認定や周知に関わったとされるJADAと日本スポーツ仲裁機構、日本水泳連盟。いずれも裁判で正当性を訴える意向を示し「係争中のため詳細なコメントは差し控える」としている。
(共同通信)