北朝鮮ハッカーで注意喚起、米韓 「キムスキー」、研究者ら標的


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 【ワシントン共同】米国務省と連邦捜査局(FBI)、韓国外務省などは1日、北朝鮮のハッカー組織「キムスキー」が各国の研究者らを標的に違法なサイバー攻撃を続けているとして、注意を呼びかける共同勧告を出した。成り済ましの手法などで外交に関する情報や非公開の文書、通信記録を収集していると指摘した。

 キムスキーは実在のジャーナリストらを装ったメールアドレスを作成し、シンクタンクなどに所属する標的の人物に接近。インタビューの依頼や調査の実施を装い、やりとりを重ねる中で情報を引き出していたという。

 国務省などはサイバーセキュリティーの強化や不用意にファイルを開かないなど、対策を要請した。